堆肥の原料には、肥育牛ふんや馬ふんなどの家畜ふんと、スーパー、病院や、食品工場から排出される動植物性残渣があります。食品残渣は、腐敗していないことや異物の混入がないこと、含水率が基準以下であることなどの条件を設けて受け入れ。副資材には、堆肥中の炭素率が上がらないように、宇土市内の小学校・中学校や河川敷の野草及び企業の除草物を混入し、低酸素化を図っています。
堆肥づくりを通した環境リサイクルを確立させるには、堆肥原料の搬入量と、作った堆肥の地域農業での利用量のバランスも大切です。製造した堆肥の品質を検証するため、アールスメロン栽培をモデルに、さまざまな土壌条件下で栽培試作を実施。いずれの土壌でも有益な効果があることが分かり、生産者側の理解も深まっています。
平成16年には、JAの施設として全国初となる「ISO9001」と「ISO14001」認証に同時登録。これは、施設に関係する担当者の知識や技術のレベルアップを図り、堆肥の品質向上はもちろん、施設環境も改善していくという目的があります。また、ISO認証を受けた施設で作る堆肥を使った農産物は安全・安心であるという、「信頼のバロメーター」にもなると考えています。
平成19年には、農林水産省の2006年度バイオマス利活用優良表彰において、宇土健康土作りセンターが、JAとしては全国初となる日本有機資源協会会長賞を受賞しました。今後も地域有機資源を有効に活用し、環境保全型農業の推進と、生産者と消費者の「共存共栄」の構築を目指します。